大龍寺アート展示会                       Daiyruji Art Show

明治時代に地元の名士が別荘として造った庭園大龍寺(曹洞宗)。その名士というのが、後に秋田銀行となる澤木銀行(明治40年~大正7年 )の創立者で帝水を開業した、 澤木晨吉 氏。澤木氏の四男で、西洋美術家であり慶應義塾大学文学部教授の澤木四方吉氏が亡くなった時に、澤木晨吉氏が別荘だった12000坪の屋敷を寺院に寄進し「楽水亭」となりました。
山号を海蔵山とし、本尊は釈迦如来。龍神の美女伝説をはじめ、鐘桜堂を兼ねた多宝塔は日本で唯一であり、多くの文人が訪れたそうです。12000坪の敷地内に、広大な浄土式庭園を有します。

さて、帝水とそのようなご縁がある大龍寺さんで、 男鹿市在住の7人の作家さんによるアート展が開催されます。期間は 11月23日~12月19日 です。
ご興味のある方は是非お立ち寄りください。(入場料500円)
https://www.facebook.com/events/225095716393110


大龍寺 楽水亭庭園
〒010-0511 秋田県男鹿市船川港船川鳥屋場34
TEL 0185-24-3546

幸せのカメムシ

9月から11月にかけて、秋に大量発生するカメムシ。 越冬のため、住みやすい場所を求め建物の中に入ってくることもあります。 見た目がかわいくない上に危険を感じると匂いを発するので、ご存知の通り全国各地で大変嫌われております。
そんな嫌われ者のカメムシですが、見る者を癒やし、幸せな気持ちにさせてくれる、稀有な種類のカメムシがいます。
それがこの「エサキモンキツノカメムシ」

大抵のカメムシは、茶色くてお世辞にもかわいいとは言えないどころか、気持ち悪いと言われてしまうかわいそうな虫。しかしながらこの「エサキモンキツノカメムシ」は、見た目がとってもキュート♡背中に白いハートの模様があるのです。

(※一番下に、実際の写真があります。苦手な方はお気をつけください!!)

実際に会えることは稀で、私はここに来てから約8ヶ月、やっと会うことができました。
以前見たのは栃木県。男鹿にもどうやらいるらしい、と耳にはしていたものの、なかなか会うことができなかったので、本当に男鹿に生息しているのか半ば疑っておりました。
実物は思った以上にかわいらしく、カメムシが嫌いな人でも思わず笑顔になり、幸せな気持ちにさせてくれます。

自然はいつも私たちに多くのことを教えてくれます。
カメムシは悪いもの、臭いもの。。だけど嫌われ者のカメムシだって、人間を癒やすこともできる。
私たちの先入観は、いい意味で時々こうして裏切られます 。 角度を変えて見てみたり、見えない長所を探してみたりすることで、 自分とは異質なものや苦手なものを受け入れることができるようになるかもしれません。

ハートのカメムシに元気をもらい、ハッピーな気分です。この幸せをお客様に受け取っていただけるよう、本日も心を込めて、お迎えいたします。帝水で過ごす2日間が、お客様とって思い出深いものとなりますように。。。